いいお天気でよかった。
会社の近くの川にある桜並木をゆっくりと見に行く。
こんなに良い気候だから、平日はあまり人が通らない道でも
今日は手に大荷物を持った人や、カメラを持った人の姿がいっぱいある。

途中で公園に立ち寄る。
ここも桜がたくさんあり、桜の木の下では
人が集い、にぎわっていた。

この公園の存在は知っていたけど、まさかここまで広い公園とは思っていなかった。
外周を少し回って、その大きさにびっくりする。
フツウの道を挟んで向こうも公園だったのね。
少し風が吹くたびに、雪と見間違えるほどの桜の花びらが舞い散ってくる。
時折頬をかすめていく、そんなのすら気分がいい。
この季節だけの楽しみ。

こうやって花を見ながら、お酒を飲んだりして楽しむ風習って
日本ぐらいしかないのかなぁ?
桜をたくさん植えるというのが日本特有なことなのかもしれないな。

日本人って華やかだけど、一瞬で散りいくそういうものに
美学を持っているのかも知れない。
夏の花火を楽しむということも、その一種だと思う。
永久有形の美しさよりも、すぐに儚く壊れ行くものに
美しさというものを感じる国民なのかもなぁ。
と、散り急ぐ花びらを見ながらふと考えた。

街中を薄紅色に染める桜。
散り逝く花びらが風に乗ってどこまでも
君の街にまで届けばいいのにな
僕の思いと一緒に。

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