けっこん

しまぁぁす♪　　　　　　というのは大間違いで

正確には『血痕』

朝の通勤時・・・せわしなく行き来する人達
そんな中を自転車で駆け抜けて行くのが僕の日課。
乗り慣れた愛車の「百式」は信頼できる相棒☆
今日もさっそう（自分の中ではw）と駅へ向けて走っていると
遠くから救急車のサイレンが聞こえてくる。
どうやらこれから出る通りを走ってくるらしい。

少し大きめな通りに出ると、後ろからまくし立てる様にけたたましくサイレンを鳴らしながら走る救急車が近づき
そして追い越していった。
車も人も一瞬動きが止まる。
そして、通り過ぎたあとは車も人もいつも通りに時が進み始めた。
少し走るとあとは駅までまっすぐな道にでる。
途中の曲がり角からくる車に気をつけながら駅までの道を急ぐ。

ふと、視界に倒れている自転車が入ってきた。
どうやら人もいるみたいだ。
後姿は学生のようである。傍らには人が介護しているようにみえる
「転んでしまったのかな？」と自転車を進めていくと
向こう側には頭をかかえうずくまっている人が見えた。

自転車との接触事故かぁ。あぶないなぁ・・・とその横を通りすぎようした

血だ・・・・

頭を抱えている人は痛さのためか震えている。
電話で連絡している人もいるし、そこで野次馬根性を発揮してもしかたがないので
その場を離れることにした。

それが今日の朝の出来事であった。

帰り道。今日は残業で遅くなってしまった。
疲れているので自転車もゆっくりめになっている。
そういえば、朝に事故があった場所だなぁと見ていると
そこには血痕がまだ残っていた。

一歩間違えば凶器にもなりうる自転車の運転に
ちょっと考えさせられた今日この頃だった。