〜俗説〜・・・続き

神様だって称えられるのは嫌いではなかった
自分を称える者を作ろうと思ったのが人間だった。
湖のほとりの土からアダムを作り、アダムのあばら骨からイブを作った。
「この楽園の中央にある木の実を食べぬように」
神がそういったのにはわけがある。
知恵の実を食べさせたくなかったのではなく、食べさせたかったのだ。
しかしあの実には副作用があった「罪の意識」
神がそれで躊躇してる時にヘビ(このときはトカゲ。アダムとイブを唆した罪で足を取られてしまった)が
2人にリンゴを食べるように勧めたのだ。
知恵を持ってしまった人間はエデンから追放された。
神と同じ形をもち知恵を持った人間を自分の側に置いておくのは危険と感じたからだ。
そして神は改めて自分を称えるものを作った
それが「天使」
もう同じ失敗は繰り返さないように、こんどは霊体のままで形は与えなかった。

最初の悪魔ルシファーは神の一番側にいたがために
自分が輝かしきものと思い込んでしまった。
それが神の逆鱗に触れ、ルシファーはコア(地球の核)に封印されたという。
しかし彼の力は神の側近におかれていただけあり
コアに封印されていながらも地震や疫病など、人々に災いを起こしてる。

なぜ彼が人間に災いを起こすのかというのは
人間は神に寵愛されているからだ。
天使の世界では自らを神と名乗ることでさえ重大な罪とされ堕とされる。
しかし、人間は「自分が神だ」と言い張っても
神の逆鱗に触れることはない。
それは未熟に作ってしまった人間に対する許しである。

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